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11/25 【海外サイエンス・実況中継】就職活動記事(航空宇宙工学)

posted Nov 23, 2012, 11:50 PM by Yohei Ishii
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_/ 『海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継』
_/ Nov 2012, Vol. 53, No. 2
_/ カガクシャ・ネットワーク → http://kagakusha.net/
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留学ジャーナル別冊2013-2014 海外の大学・大学院留学完全ガイド
へカガクシャネットが紹介されました。
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航空宇宙工学専攻からの就職活動記事です。
ボストンキャリアフォーラムでの就職活動をされたということで
これからの就職を考えている方にとっても有益な記事だと思います。
それではお楽しみください。
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1. 就職活動
・大学院留学先、学部学科、就職先 を教えてください。

高校卒業後渡米し、2007年にアラバマ大学卒業(専攻:航空宇宙工学)。
2008年5月にアラバマ大学大学院を修了しました。その後、2008年10月に
(株)IHIに就職し、航空機エンジンの整備/製造の生産技術を担当して
おります。


・キャリアプランについてはいつごろから考えていましたか?

キャリアプランについては2006年の夏(大学3年時の夏)に日本に帰国して
いる時に、日本の大学に通う友人の影響もあり、就職活動を考え始めま
した。その夏に、就職活動の予行練習として、興味のある企業数社に
エントリーし、数社とは面接を行いました。米に戻り、2006年の11月
(大学4年時)にボストンキャリアフォーラムへの参加準備を通し本格的に
キャリアプランに付いて検討し始めました(2006年9月頃)。ボストン
キャリアフォーラムを通し、2007年の夏(学部卒業後の夏)に興味のある
会社と面接を行い、(株)IHIから内定をもらいました。その後米に戻り、
修士課程を1年で取得し、2008年5月に修士課程終了、2008年10月から
(株)IHIに入社しました。


・就職先はアカデミアですか?それとも企業就職でしょうか?
それは、どういった分野ですか?大学院研究との関連性はありましたか?

就職先は航空機エンジンメーカーである(株)IHIで、企業就職です。
大学院では非破壊検査の開発/応用を行なっていましたが、入社後は
航空機エンジンの整備/製造の技術者ということで、大学/大学院の授業で
学んだこととは関連性はありましたが、大学院研究との関連性は
ほとんどない分野でした。


・就職先をそちらに選んだ動機を教えてください。

実は米の航空宇宙関係の企業も希望していましたが、私が調べた企業は
US Citizen Shipが要求されており、日本の企業に集中し、就職活動を
始めました。IHIを選んだ理由は、私の幼い頃からの夢であり、渡米の
理由の一つでもある“宇宙開発に携われる仕事をしたい”という思いが
あったからです。残念ながら、宇宙関係ではなく、航空機エンジンの
部門に配属になってしまいましたが、興味がある分野ではあったため、
楽しく業務に励んでおります。


・就職活動時期、就職活動のプロセスについてお願いします。どういったプロセスを
経てオファーをいただきましたか?

2007年当時、日本の学生は卒業する年の1年前の春先から就職活動を
するのが一般でした。その様な事情もあり、就職活動に乗り遅れまいと、
修士課程終了時期が2008年5月であるにもかかわらず、2006年11月の
ボストンキャリアフォーラムから就職活動を始めました(卒業の1.5年前)。
そこでIHIと最初の面接を行い、数ヶ月後にエントリーシートを記入し、
送付しました。2007年の夏((6月、7月)に帰国した際に、筆記試験を1回、
その2~4週間後に面接を2回行い、2回目の面接直後に内定をもらいました。
ボストンキャリアフォーラムから夏に帰る期間は、ボストンで会ったIHIの
担当者の方と連絡を取っていました。その他2社にも応募しておりましたが、
就職活動のプロセスは基本的にIHIと同じでした。


・実際にあった面接での質問を教えてください。

以下はIHIの面接の質問です。
1回目の面接 (面接官:技術系幹部1名、人事部1名)
-4力(機械力学、材料力学、熱力学、流体力学)についての口頭質問
-志望動機
-学生時代に取り組んだこと(研究や課外活動など)

2回目の面接 (面接官:技術系幹部1名、人事部1名)
-志望動機
-学生時代に取り組んだこと(研究や課外活動など)
-入社後やってみたいこと
-自分が向いていると思う業務内容


・面接で気をつけることを教えてください。

まずは、基本的な身だしなみを整えることが大切だと思います。
その他には、留学を決断した理由をしっかりと言えるかどうか。留学を
通して学んだことをストーリーだて伝えられるかどうかです。留学
という大きな決断をした背景と志、そしてその留学を通して何を学び、
今後どのように生かせるかということを面接官の方は気にしていた
ように思います。


・就職活動において重要だと思われたことを教えてください。

相手を知ることと、自分を知ることだと思います。例えば、企業の
活動内容や製品が自分の本当にやりたことと合致しているか?私の
場合はボストンキャリアフォーラムで8社ぐらいと面接を行いました。
しかし、8社の内6社ぐらいは、“本当にやりたいことではないが、
多少興味はある”という思いで臨んだため、全くうまく行きません
でした。その後、本当にやりたいことができる会社のみ(3社)に絞り
就活を始めたところ、2/3社は上手くいきました。
その他には、企業の担当者に直接会社の事を聞くことで、ネット上の
情報以外にも様々な事がわかると思います。私の場合はボストンキャリアフォーラム
でたくさんの企業と面接し、相手の企業の事を聞くことで、
“自分が本当にワクワクするのはこの会社なのだ”ということが明確になり、
ターゲットを絞り、集中することができました。


・就職活動での苦労、大学院生生活において就職活動準備としてするべきこと
を教えてください。

就職活動での苦労は、日本企業ついての情報が日本にいる学生ほど
入って来ず、情報収集にくろうしました。私の場合は、筆記試験の
時に友達を作り、就職活動の面接についてなど色々と教えてもらいました。
中には、特定の日付でしか筆記試験や面接を行わない企業もあるため、
試験日の調整ができずに諦めた企業もありました。最近は留学生を
積極採用している企業が増えているため、試験日程に関しては柔軟に
対応してくれるとおもいます。
就職活動準備としてするべきことは、“自分の夢や目標をしっかり持ち、
どの企業であれば自己実現が可能か”ということを事前に調べておくこと
だと思います。そのためにも、前項でも述べたように、企業の活動内容を
しっかりと調べ、入社後のミスマッチを最小限にすることが大切だと思います。
また、米で就職する場合は、指導教官からの推薦も大きく影響して
くるとおもうので、指導教官と良い関係を築くことが大切です。
グリーンカードの申請も検討してみてはいかがでしょうか

・これから就職活動をする方へのメッセージをお願いします。

自分の夢をあきらめず、自己実現にむけ頑張ってください。夢に対する
強い思い、日々の努力、そして自分自身の可能性を信じれば、自己実現は
可能です。辛くて先が見えないような状況になって、諦めてしまったら、
その時点で終わりです。諦めず一歩一歩前進することで道は開けます。
自分を信じて頑張ってください!


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