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5/20 【海外サイエンス・実況中継】アメリカ私生活記事 Providence, RI, USA

posted May 18, 2012, 7:43 PM by Yohei Ishii   [ updated May 18, 2012, 7:58 PM ]

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_/ 『海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継』
_/ June 2012, Vol. 47, No. 2
_/ カガクシャ・ネットワーク → http://kagakusha.net/
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まず最初に総会についてのお知らせです。
総会を7月22日(日)に東京国際フォーラムにて行うことになりました。

総会に参加して頂ける方は、お手数ですがこちらのページにて*事前登録*を
お願い致します。
http://www.kagakusha.net/conference

また、杉本慶子先生(理化学研究所)、安西祐一郎先生(JSPS理事長、元慶應義塾長)
に基調講演をして頂くことになりました。

その他にも、カガクシャ・ネットメンバーによる講演、ポスターセッション、
パネルディスカッション、懇親会など様々な企画を担当スタッフの方で
準備しております。
興味がありましたら、ぜひご参加ください。
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今までのメルマガでは大学院プログラム紹介、またそれに伴う研究生活など
については配信してきました。そこで今回は今までのメルマガでは紹介
できなかった部分、大学院生の私生活についてブラウン大学School of Engineering,
 materials science の石井が紹介します。私の所属する大学院
プログラム紹介は以前記事を書きましたのでそちらを参考にしてみてください。
http://www.kagakusha.net/
こちらのHPから2011年の2/19配信記事にあります。

<アメリカ大学院生私生活>

ブラウン大学はボストンの南1時間、ニューヨークから北に4時間弱の
ロードアイランド州プロビデンス市にあります。ブラウン大学はアイビー
リーグのうちの一校です。日本ではハリーポッターのハーマイオニー役で
有名なエマ・ワトソンがいたことで有名でしょうか。
冬で一番寒い時期はマイナス20度になることもまれにありますが、
今年はあまり雪が降らなかったこともあり例年に比べすごしやすかったです。
1年目は授業が多いですので、授業をメインにしながら時間を
見つけて研究することになります。2年目以降は授業数もどんどん減って
ほとんどの時間を研究に費やすことができるようになります。
生活ですが、平日は当然学校に行って大学に行き研究しますが、
私の場合は時間についてはかなりフレキシブルです。朝から晩まで
することもあれば、昼ごろに行って朝方まで研究することもあります。
それは研究の進み具合や、共同設備で使っている実験装置の予約状況
などによります。研究の進み具合などにもよりますが、休日も学校に
来て研究することもあれば、休むこともあります。同級生で一流誌に
論文を出す人もいますので、刺激になります。そういった成功している
生徒は優秀なのはもちろんですが、ダラダラ長時間ラボにいて研究を
していないように思います。私生活と研究のオン・オフがはっきり
しているように感じることが多いです。ラボによってはコアタイムを
設けているところもあり、朝から夕方の特定の時間はラボにいるように
という方針の先生もいます。特にその教授がコアタイムといってるわけ
ではないですが、日中はラボにいるべきという方針の先生のため、その
ラボでは自然とそうなっています。基本的には何時に来て、何時に帰ろ
うと誰も気にしないラボがうちには多いです。そのため自主性、計画性
がより高いレベルで求められると思います。
アメリカのPh.D program では、通常教授の研究資金からサポートを
受けられます。授業料(ブラウン大学は私立ということもあり年間
4万ドルほどします。)、保険料、月々の生活費は全てサポートされる
のが一般的です。日本では学費は払わないといけませんし、生活費も
自分で捻出しないといけませんが、アメリカでは経済的に自立可能です。
月々の生活費も無条件でもらえるわけではなく、研究をすること、
つまりResearch Assistant (RA)として研究室で働くことによって
その対価として給料をもらっています。月々2000ドル(税引き後1800ドルくらい)
 ほどですので贅沢な生活はできませんが、質素に暮らせば生活
できます。もし、授業のTeaching  Assistant (TA) をすればさらに
500ドル月々にもらえます。住居の話に移りますが、アメリカでは
シェアをしている人が多いです。つまり、2 bedroom, 3 bedroom
 などの部屋を借りてキッチン、バスルーム、リビングは共同で
使い、部屋は自分の部屋を持つということです。私の周りの学生で
シェアをしている生徒の平均的な家賃は600ドル程度でしょうか。
また、シェアをせずに一人暮らしをしている生徒で大体900ドルから
1100ドル程度の家賃を払っています。私はシェアをするのは少し
抵抗があるので、一人暮らしですが、気にならないのであれば
シェアのほうがかなりお得です。
忙しくないときであれば、休日は休みをとり友人とゴルフに行ったり
することもあります。日本ではお金がかかるゴルフですが、アメリカ
では安いです。カートなしで歩きであれば、安いところでは30ドル
くらいで回れるところもあります。またスノーボードやスキー、
ロッククライミングジム、キャンプに行ったりする人もいますし、
カジノや射撃もありますので、日本ではできないような遊びも
できます。研究生活だけでなく、私生活の充実も期待できます。
またボストン、ニューヨークまで遊びに行くこともあります。寿司以外の
日本食は地元ではあまり食べれないのでニューヨークでは日本食を
食べたりします。私ももう5年目で、今年の冬あたりに卒業する予定で
かなり忙しく、論文、thesis、実験など忙しい日々を送っている毎日です。

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編集者自己紹介
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石井洋平
2007年3月 上智大学理工学部物理学科卒業
2007年9月-現在 Brown University, School of Engineering, Materials Science
イオンビームを用いたself-organizedナノパターン作成に関する研究に従事

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編集後記
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こちらの記事でアメリカ私生活のイメージができましたでしょうか?
最近、松坂が3Aで投げるというので見に行きました。
田沢も見ることができ、さらにボールまでもらえてちょっと
はしゃいでしまいました。
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